セックスしている時だけが安心や愛情、生きてる実感を感じられる

セックスを求めずにはいられない心理状態

恋愛依存症の克服をテーマにしたカウンセリングでは、性依存によるお悩みを聞く事があります。

例えば

・彼氏と会った時に、必ずセックスしないと安心できない

・彼氏に不満はないけど、他の男性に求められると断れなくて、誘いにのってしまう

・特定の彼氏はなかなかできないのに、セックスフレンドだけは途切れない

・彼氏がいるのに、無性に他の男性と遊びたくなる衝動が出てきて、夜な夜な男性を求めに出かけてしまうことがある

・気づくと出会い系アプリで検索して、遊んでくれる男性を探してしまう

セックスを求めたくなる自分に

「セックス依存症ではないか?」「おかしくなってしまったのでは?」

そう重く受け止めてしまう方もいらっしゃいます。

確かに「自分の行い」だけに注目すると、一般的な女性の性の価値観との違いが目立って見えるかもしれないですが

実際にカウンセリングで、お話を聞くと

「本当に求めているのは、セックスという行為そのものでは無いのでは?」

このように感じる事の方が多かったりします。

本当に求めているものとは、セックスを通して満たせるものです。

その満たせるものとは「安心感」なんですよね(^ ^)

でも安心感とは言っても、実はいろんな安心感があるんです。 

セックスを通して満たせる安心感って、どんな安心感なのでしょう〜?

セックス行為でしか手に入らない安心感とは

セックスで感じられる安心感によくある例をあげると

・誰かに抱きしめてもらえると、体温のぬくもりにホッとするような安心感がある(スキンシップ不足)

・男性に必要とされること、求められることで、自分がここに存在してもいいような安心感がある(条件付きなら存在許可を持てる)

・男性に体を求めてもらえる時間だけが、自分を見てくれている安心感を感じる(自分だけを見て欲しい欲求)

・不特定多数の男性と繋がっている安心感(人と繋がっていたい欲求)

こうした安心感があります。

つまりは

スキンシップを求める

誰かに必要とされたい

自分だけを見てくれる存在

人と繋がっていたい

この思いを満たしたいために、セックスを求めると言ってもいいと思います。

そもそも、これらの思いは、本当にセックスからしか満たせないのでしょうか?

もしセックス以外で満たす事が出来るとしたら

セックス行為そのものは、それほど要らなくなるかもしれませんね。

セックスでしか安心感を満たせない状態の原因は?

恋愛依存症の特徴を持つ方というのは、恋愛依存や共依存の傾向だけではなく

セックス依存の要素が含まれる方、セックス依存症も持ち合わせている方が実際は多くいらっしゃいます。

どちらにしても共通するのは、セックス依存になる原因のほとんどが、幼少期の頃の養育環境が影響しています。

どんな影響かと言えば、先ほどの例でご説明すると

スキンシップを求める

誰かに必要とされたい

自分だけを見てくれる存在

人と繋がっていたい

これらの思いを幼少期の頃の子供の自分に置き換えて考えると

子供らしい要求のようにも見えますよね^^

無意識である場合が多いですが、幼少期の頃の自分(インナーチャイルド)が

本当は親から欲しかった温もり、身体的な密着感などを大人になった今、他者から埋めようと求めていくのです。

セックスでしか安心感を感じられない根本的な原因は、幼少期の頃の自分が

親や養育者から埋められなかった安心感を、今は相手を変えて擬似的に満たそうとしているのです。

セックス依存やセックスという行為からしか安心感を持てない状態から抜け出すには

幼少期の頃に満たせなかった安心感を見つけて

その原因となった場面を満たすインナーチャイルドセラピーを取り入れていくこと

カウンセリングで自分の心の中にある不足感とされる感情を整理していくこと

心を癒すためのケアをしていく事で、セックス以外でも安心感や愛情を見つけやすくなっていきます。

悩んだら一人で抱え込まずに、

いつでもご相談くださいね(^ ^)

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