彼氏依存をやめたい人に必要な距離感の見直し方とは?

彼氏依存をやめる=自律的な生き方を目指すこと

そう捉えていただいて

自律を目的とした取り組みや話し合いをメインにカウンセリングを行っています。

ですから、恋人に依存しない自分になりたい

ここを課題にしていく場合

改めて、いろいろと見直さないとならないことが出てきます。

今回はその中の一つ

恋人との「距離感」について、意識したほうがいいことをお伝えしたいと思います。

よかったら参考になさってください(^ ^)

※参考記事:恋愛依存症に関する説明文


【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会:認定心理カウンセラー:2011年から5000件以上(2025年現在)のカウンセリングを実施。愛着問題、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。
>>相談できる心理カウンセラー紹介はこちら  


心理的・物理的な距離を意識する

恋人に依存している自分というのは
どのような状態なのか?

自覚ある無しあるかと思いますが、意外と自分で思っている以上に

物理的、精神的な距離が
近くなり過ぎているんですね。

距離が近過ぎてしまうことによって出てくる問題は色々とあるんですが

恋人依存を辞めようと決めるなら
まずはそのことに気がついて、自覚していかなければなりません。

なぜ必要なのかと言うと

物理的にも精神的にも
距離が近過ぎるというのは

すぐに感情的になりやすい状態とも言えるからです。

依存の克服には、自分を客観的に見ようとすることも求められるため

距離が近過ぎるなら、
少し後ろにさがるようなイメージで

自分と相手のあいだに適度なスペースをつくらなければなりません。

そうでないと、少しでも自分が冷静になれるような状態をつくれなくなってしまうからなんですね。

これは内的要因だけじゃなく、外的要因にも言えることで

例えばこれまでの事例なら

クライエントの方が自律しようとすると
パートナーが止めようとする

そのことによって
前向きな気持ちが削がれてしまう

相手の態度や行動に一喜一憂して
自分のことどころではなくなってしまう

こんなふうにですね、、

自分がどうしたいかではなく
相手がどうしたいのか、相手がどう思うか

不本意ながらも…
つい引っ張られてしまうことがあるんですね(^ ^;)

それは誰もが起こりやすいことでもあるんですが

そのことも、自分で認識できているのと、できていないのとでは色々とその先の歩み方も変わっていくので

「今の自分は、不安で相手に意識が向いてしまってるな」

「今の自分は、また相手の言いなりになりそうになっていたな、なっちゃっていたな」

どちらにしても、自分の状態に気づいて把握しいていくことが大切なんですね。

だからこそ、相手との距離感は常に意識しながら、確認しながら自分と向き合っていくことが必要とされます。

そこで参考までに、距離を調整するときのポイントをお伝えします。

・相手に全てを見せない(心を閉じる)

・相手に近づき過ぎない

・近づき過ぎたと思ったら、少し距離を空けて、適度な距離に調節する

・感情論的なやりとりは避ける

・相手に激しい感情はぶつけない

・相手が入り込んでくる人なら、距離感を常に確認し、自分の境界線は自分で守る

・会う回数や連絡ペースは極端に減らすのではなく、毎日であれば週2、週1など、ほどほど程度に調節する

無理はしなくていいので、出来るところから、少しずつ試して頂けたらと思います(^ ^)

恋人に依存するのをやめるということは、その反対である、自律的に生きるということ。

自律するには、自分の感情をコントロールするスキルを身につけていくことも必須になりますから、いかに自分や相手の感情に巻き込まれ、冷静に物事を捉えながら進んでいけるかの戦いにもなっていくと思います。

ただ依存問題に関しては、自分ひとりだけで出来ることのほうが少ないですから

自分が信頼できる人に協力してもらったり、カウンセリングを使って取り組んでいただくことをお勧めします。

私もお手伝いさせていただくことができますので、おひとりで悩まれてましたら、いつでもご相談ください。

※関連記事:「別れたいのに別れられない」恋愛依存関係の心理

編集後記

恋愛依存症克服を支援サポートやカウンセリング、団体は色々とあるようですが

そのための取り組み方や考えたも、支援する側によって様々です。

恋愛依存症を克服するなら「パートナーと別れなさい」と指示するところもあるようですが

別れた方がいいという考えも、理論上は正論なので、理解はできますが

私のカウンセリングでは、別れを進めることよりも

「目の前のご相談者さんが、今抱える苦しさや思いをまずは理解する」ということを中心に置いて、解決に繋げていける流れをつくっていきます。

なぜなら、本質的には「自分の事を理解してもらう」という経験を通して、人は立ち直っていくことができるからです。

別れずに克服したいのであれば、じゃあどう工夫すれば自分の問題に取り組めるのか?ということを一緒に考えたいというのが私の考えです(^ ^)

関連記事

TOP