彼氏中心の生活から抜け出すための対処方法

恋愛依存症の特徴を持つ方は、依存の度合いが高い状態の時に、彼氏中心の生活になりやすい傾向があります。

でも多くの方が、いざ彼氏中心の生活から抜け出そうとしても、思うように距離を作れない自分に悩まれていたりします。

今回は、抜け出す為の考え方をお伝えしています。カウンセリングと並行して、普段の生活の中に取り入れてみてください。

自分で自分のお世話をする

恋愛依存症の人は、恋愛そのものであったり、恋愛相手の存在に依存する特徴から

「彼氏中心になってしまう生活から、なかなか思うように抜け出せない」という悩みを少なからず持っています。

カウンセリングを通じて、色々な方のお話を聞かせていただくと

依存せずにはいられない状態になる背景には、色々な要素や抱える問題が見えてきますが

依存状態になる心理を考えても

<彼氏中心の状態になる自分>から抜け出すには

その背景にある、自分でも気づかない思いや感情と向き合っていく取り組みが必要になっていきます。

ですが抜け出していくには、様々な段階を踏んでいく事によって

本当の意味で「抜け出せた」という状態になれるわけですが

どうしても依存が強い状態の時というのは、目の前の不安や出来事でいっぱいになってしまいますので

落ち着いて物事を考えたり、取り組む事が困難になってしまいやすいんですね。

カウンセリングの中でも「仕事に集中できない時がある」「生活リズムが崩れてしまう」というお話もよく聞きます。

そのような方が、まず理解するべきことは・・・

特に恋愛依存症の渦中にいる方、克服初期の方もそうですが

通常の自分よりも少し感情的になっている時というのは

「簡単には彼氏中心の生活から抜け出せないもの」

そう理解しておいてください。

なぜあえて、そうお伝えするかと言うと、依存状態になる人の心理や心の仕組みからも言える事だからというのもありますが

多くの方が一生懸命抜け出そうと

「依存する自分」を理性で押さえ込もうとするからです。

出てきた感情というものは、一時的に抑えたり、紛らわすことはできますが、抑えならが何か別な事に意識を向け続けることができない性質なんですね。

仮にできたとしても、どこかに歪みとなって、別の心の不調や、体調面での不調へと発展していってしまいます。

そうして人は、”抜け出せないものから、無理に抜け出そうとする”  から、余計に苦しくなったり

不必要に自信を失ったり、できない自分を責めてしまいますから

できるだけそういった時間は減らしていきたいですよね(^ ^)

彼氏中心の生活から思うように抜け出せない自分がいることで

「情けない・・・」と言葉を漏らす方がいらっしゃったのですが

これは断言して言える事ですが、依存の問題は、最初から「意思」でどうにかなる話ではないですから

意思が弱いとか、強いとかの問題ではないんです。

いたずらに自分を責めないであげてくださいね、と私からはお伝えしたいですね。

じゃあ何が出来るのか?という話になりますが

大きな目標からではなく、今の自分にできることから取り組んでいいと思います(^ ^)

今回は、その一つをお伝えしようと思いますが、どんな方法なのか?

彼氏中心の時というのは、意識が「相手」に集中するあまり

自分の身の回り(お金、生活、仕事…)のこと、自分のやるべきことが疎かになりやすかったりします。

集中し過ぎてしまうから、物事を客観的に見えなくなり、良からぬことを想像したり

不安や妄想が膨らんで、さらに相手から目を離せないという状況に

自分自身を追い込んでしまいますから

「相手に集中する意識を離していく」という取り組みが必要なんですね。

何故か?の説明は長くなるので今回は省きますが・・・・笑

そのために出来ることは少しずつでも「自分に意識を向けていくこと」

これができてくると、自然と相手との距離が作れるようになります。

そうは聞いても、彼氏中心の生活から、急に自分中心に戻すのは難しいと思う方もいらっしゃるかもしれませんので 

まずは「彼、私は別の人間であり、

彼には彼のやるべきことがあり、私には私のやるべきことがある」

この言葉を自分の心に刷り込むように、何度も自分に言い聞かせてみてください。

そして「できるだけ、自分のお世話をしてあげてください」

※手帳にチェックリストを作るのもOKです。

例えば

・部屋の中の様子(散らかってないか?)

・トイレ、バス、台所…水回りの掃除

・食事(以前はしてたのに、自炊する余裕がない…)

・身だしなみ(以前はマメに美容院やおしゃれに気をつけてたけど…)

・生活習慣(夜更かしばかりで朝はギリギリ…)

・仕事(彼と何かあると、遅刻、早退、休みがちになる…)

彼氏中心になっている時こそ、改めて、彼と付き合ってから疎かになっていた事はないか、生活リズムはどうなのか?

できるだけ  ”自分を律する”  ように、自分を整えるように過ごしてみてください。

このように意識的に、自分で自分のお世話をすることに意識を向けていく事で

彼に向いてる意識のアンテナを自分自身に戻すことができます。

「こんな些細なことで?」そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが

この小さな意識の変化が、必ずあと後の大きな変化に繋がっていきます。

自分で自分を支えようとする意識、自分で自分を守っていく意識を少しずつでも育てていくことで

自分自身の足で立ち上がる力がついていきます。

立ち上がる力をつけるまでは、自分一人で何とかしようとせず、できるだけたくさんの人の力や知恵を借りることが大切です。

人の力を借りるというのは、自分の代わりに考えてもらう、やってもらうといった依存ではなく、協力してもらうイメージですね。

協力ですから、お互いの力を出し合って協力していくことです。

その経験がいずれ、自分で解決する力に変わっていきますから

一時的にでも、悩んだらご相談くださいね(^ ^)

関連記事

TOP