恋愛依存にお悩みの方へ

恋愛が苦しくなるのはなぜ?

あなたにとって恋愛は楽しいものですか?
それとも苦しいものですか
パートナーや恋人との関係は上手くいってますか?

あなたの恋愛の常識が  「愛情=苦しみ」  になっているとしたら、それは偏った恋愛観かもしれません。例えば恋愛に対して、このような考えをお持ちではないですか?

・恋愛は苦しむもの
・不安こそが恋愛
・お互いにのめり込むのが恋愛
・密着してこそ恋愛
・好きなら我慢して当たり前

これこそが ”愛し愛される恋愛” だと思い込んでいるところはないでしょうか。

そう思う人からすると意外かもしれませんが、恋愛には「安心感」「楽しさ」「穏やかさ」などのポジティブな感情を感じられる恋愛や関係性もありますし、自分次第では手に入れることはできるものなんです。

そう分かっていても、なぜか「いつも苦しい結果」になってしまうとしたら、あなたの中の「恋愛依存症」の要素が影響しているのかもしれません・・・

恋愛依存的な要素が強ければ強いほど、無意識に「依存的な男性」を選んでしまったり、好かれてしまうことがあります。

心当たりのある方は、このまま読み進めてみてください^^

恋愛依存症の特徴

恋愛依存症(ラブアデクション)とは、自滅的な恋愛を繰り返す人たち、苦しい愛から抜け出せない人たちと紹介されています。

そして恋愛相手に依存するか、恋愛という関係や行為に依存する特徴があります。

恋愛相手に対しては、自分を救ってくれる存在であり、自分の低い自己肯定感を高めてくれる存在として、無意識レベルではありますが、過度な期待があります。

恋愛初期は期待と高揚感が高まりますが、関係が落ち着いてくるにつれて、

自分の思う通りにならない恋愛相手に対して、強い苦痛や不満、不信感、怒り、不安感などの、ネガティブな感情を感じる時間の方が長くなり

そのネガティブな感情が膨らむと、恋愛相手に感情や愛情をぶつけ

自分だけが被害者だと思い込みます。

(依存関係ならお互いが激しい感情をぶつけ合い、被害者だと思い込んでいます)

苦しい関係をどうにかしたい、

別れたいと思いながらも抜け出せず

付き合っていても離れても

辛い状態が続きます。

恋愛依存症が重くなっていくと、自分のするべきことが疎かになったり、自分のお世話もできないほどの、何も手につかない状態になってしまい、生活に支障が出るレベルまで落ちていく場合もあります。

恋愛依存症にいなりやすい人とは?

恋愛依存症の人は自己肯定感が低いために、

「私には価値がない」「どうせ私はだめ」だと無意識ながらも思い込んでいます。

この低い自己肯定感を自分ではなく、恋愛対象に必要とされることで高めようと依存していきます。

その典型的な組み合わせが 回避依存症と恋愛依存症のカップルなのですが、自己肯定感が低い恋愛依存女性から見た回避依存男性は、自信がある自律した男性に映るので、自分を満たしてくれる理想の男性として魅力を感じて惹かれるところがあります。

(ほとんどが恋愛依存側の幻想で、時間と共に剥がれ落ちていきます。。)

恋愛感情が生まれると二人の世界しか見えなくなるので、「自分を愛して認めてくれる人はこの人しか居ない」または「彼の期待に応え、彼のために生きていきたい」こうした考えから、彼氏が居ないと生きていけない状態に知らず知らずにハマっていきます。

恋愛依存症5つの種類

①共依存症

共依存症の人は、必要とされる事に依存する特徴があるため

恋人やパートナーに対し、まるで母親のように尽くし、自己犠牲的な恋愛になりやすい傾向があります。

共依存症の人が自分のことよりも、相手のお世話に夢中になってしまうのは、無意識に自分の問題を見ないようにするためとも言われています。

「必要とされること=自分は生きている価値がある」という式が根底にあり、自分の存在価値はあくまで他人次第になりやすい傾向があります。

特に好きな人やパートナーなどの、自分にとって近い存在に対して、境界線を守った付き合いが出来なくなってしまうため、対等な関係ではなく、親子のような関係性になってしまい、さらに共依存関係が強化されてしまう循環を作っていることも特徴です。

恋愛に関しては「苦しい恋愛をやめたいのにやめられない・・・」という恋愛になりやすく

その理由の一部として、ダメンズと呼ばれる男性や大事にしてくれない男性に惹かれやすかった、好かれやすいところもあるため

恋愛そのものが上手くいかないということが繰り返されている人も多くいらっしゃいます。


②恋愛依存症
 
恋愛依存症は女性に多いと言われていますが、男性にも多くいらっしゃいます。
 
恋愛相手に対して、
母親のような「無条件な愛情」「確実で絶対的な愛情」を求めるのが特徴です。
 
そして自分の低い自己肯定感を高めてくれる存在、自分を肯定的に受け容れてくれる存在を求めます。
 
ですが恋愛依存の人は、親密になることを避ける回避依存の人に惹かれていきます。
 
最初の回避依存の熱烈なアプローチにより、
「この人なら無条件な愛情をくれるかもしれない」と勝手に思い込み、相手に期待してのめり込んでいきます。


③回避依存症

回避依存傾向とは、回避という字のごとく、幸せになることから、人と親密になることから回避しようとする特徴があります。

回避依存傾向は男性に多いと言われていますが、女性の方も多くいらっしゃいますので、カウンセリングに来られる方の中でもご自身が恋愛依存傾向だと思い込んでる方もいらっしゃいます。

無意識ですが、自分から結婚出来ないように仕向けたり、幸せになりにくい相手、関係を選んだり、結婚する気がない相手といつまでも付き合ってしまう傾向があります。

回避依存の行動の特徴としては、束縛を嫌い、自由奔放で相手を振り回す側、プライドが高く、支配的な傾向などがあります。だから上から目線のような人が多いのでしょう。

④ロマンス依存
 
ロマンス依存とは、恋愛が自分にとって全てであると考えてしまいます。
 
恋人に対する独占欲が強く・・
刺激的な恋愛、情熱的な恋愛、波瀾万丈な恋愛など‥恋愛小説やドラマチックな非日常な恋愛を好み、普通の恋愛では満足出来ないない特徴があります。

⑤セックス依存症

セックス依存症は、体の関係を通してしか愛情の確認ができない傾向があります。

自分の強い自己否定感を埋めるかのように、自分の要求を満たす為に好きでもない相手と行為に及ぶこともあり、自分を傷つけながらも自分の意思では止められない状態になります。

セックス依存症はただのセックス好きと間違えられる事もありますが、セックス依存症の場合は「強迫性」があるのが特徴です。

恋愛依存症の原因

恋愛依存症の原因のほとんどが、子供の頃の母親との「愛着」が影響しています。

「愛されていたから私には関係ない」と思われてる方も少なくないですが、現在の大人の自分が客観的に見た親よりも、当時の子供の自分が「どう感じたのか?」そこが重要になります。

恋愛依存症(共依存・回避依存)という「依存」による苦しさを抱えてしまう原因は、愛着障害やアダルトチルドレン(機能不全家族)から派生する問題の一つと言われています。

健全な親子関係からは、愛着問題や他者依存、親密さから回避する依存、必要とされることへの依存などの、対人問題は起こりにくいからです。

健全な愛情をもらえない環境や関わりというのは・・・

●幼少期の頃、愛されたかった愛し方での愛情を得られなかった

●赤ちゃんの頃の母親とのスキンシップ、言葉かけが足りなかった

●幼少期の頃の甘えが十分に満たされなかった

●子供らしい子供として振る舞えなかった
●心の傷を抱えている(トラウマなど)
●過去に何かを失ったことによる喪失感(死別、失恋など)

このような感情体験が影響していますが、主に母親との関わりや距離感が原因である場合が多く見受けられます。

日常での何気ないやり取りや、安心安全ではなかった家庭環境の中で、

「私はお母さんに好かれてない」「良い子でいないと見捨てられる」と子供心に思い込んでしまったことや、無条件には自分の存在を受け止めてもらえてないと感じた経験が影響しています。

こうした思いが少しづつ無意識下に落ちていくと「自己肯定感」が育たなくなり、大人になってかや「自信がない」感覚が芽生えてきます。

恋愛対象や心を許した相手から強迫的に、自分の中の足りない何かを埋めてもらおう、満たしてもらおうと依存していきます。

例えば恋愛依存の方がパートナーに抱きやすい「見捨てられ不安」ですが、この不安の正体も幼少期の頃にすでに出来上がっていた不安である場合がほとんどなのです。

現在の大人の自分が感じる不安ではありますが、

正確には大人の今の自分というよりも、

大人の自分の中にいる子供の自分(インナーチャイルド)が、幼少期の頃に感じた見捨てられ不安を今のパートナーに疑似的に感じているだけの状態なのです。

親のように近い存在であるパートナーに、無意識に親の代わりとして、「私だけを愛して」「見捨てないでほしい」「私を認めてほしい」私の気持ちを分かってほしい」と要求しているのです。

もう少し詳しくご説明すると。。

幼少期の頃に親から満たせなかった感情、もしくは求めたけど諦めてしまった要望を現在のパートナーに「投影」して求めているのですが、

パートナーはお父さんやお母さんにはなれないので、永遠に埋まる事はなく、恋愛相手を変えたとしても同じような思いを繰り返していきます。

パートナーに対して、現在と過去の要求がセットになっているため、要求が過剰になり、パートナが満たしてくれるだろう「期待」が強いため、期待通りにならなかったらときの虚しさ、失望感はより一層強く感じやすくなります。

心の土台に根付いた「見捨てられる」などの思い込みが、さまざまな依存行動に繋がって、恋愛や人間関係がうまくいかない原因をつくっています。

恋愛依存が問題なのは、恋愛に逃避することで心の苦痛から逃げようとします。

無意識か意識的にか、心の苦痛から逃れるために「別れたくても、別れられない」状況を作り出し

都合が良い人に成り下がったり、ダメンズ、DV、既婚者などの、幸せになりにくい関係、自分だけを愛してくれない相手から離れられなくなっていきます。

傷ついた子供=インナーチャイルドを癒していく事で、幼少期の頃の未完了の感情を完了させていきます。

この作業を何回も繰り返し行うことで、長く根付いた依存感情、依存思考を修正し、強く出ている依存傾向は和らぎ、弱まっていきます。

(※恋愛依存症の克服は、体質改善と同じで、長い期間で向き合っていくことをお勧めしています。)

恋愛依存症の克服について

恋愛依存症は「病気」という定義付けはされていませんので、残念ながら恋愛依存症を「治す」という特効薬はありません・・・

恋愛依存症の症状に苦しむ原因は、幼少期の養育環境が関係していますので、当カウンセリングでは「治す」ではなく「克服する」という考えをベースに、クライエントの方と日々カウンセリングに取り組んでいます。

当カウンセリングでの取り組み

準備中

 

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